令和4年度 看護教員現任研修を開催しました(8月27日)

2022/09/16

 臨地実習指導に活かすコーチング

 令和4年度 石川県看護教員現任研修 第3回目は、8月27日(土)10:00~15:00にて、石川県内の病院看護師および看護教員37名とNPO法人日本看護キャリア開発センター代表の下山節子先生をオンラインで中継し行いました。 

 【第Ⅰ部】の講演では、学生に関わるときの先入観なく「聴く力」、関心を寄せ「承認する力」、主体性を育むための「問う力」と各事例が紹介されました。先生ご自身の闘病経験からも分かりやすく知ることができました。講演後は、「訴えのない学生への対応」「対応の時間設定」に関して質問があり、活発に意見交換ができました。

 【第Ⅱ部】では、6名が本学でコーチング場面のシナリオ作成?ロールプレイ発表に取り組み、指導者?学生それぞれの立場に立って演習を進めました。発表時にコーチングができているかどうかの事例も共有できました。発表後は、消極的な学生に対して「YES?NOにならない」問いをする、共に考え「気づき」を与える、学生の思考を引き出し看護に反映させるなどの多様な視点や、学生の捉え方(「個別性がない」のではなく「情報を持ち合わせていない」)の振り返りを行いました。

 アンケートでも、来週の実習から伝える力、問う力を意識したい、相手を知り共に成長する姿勢を大切にしたい、参加者の考えから新たな発見があったという感想が聞かれました。今後とも各施設に学びを持ち帰り、実践に活かしていただけることを期待いたします。
 参加者の皆様、ご参加いただきありがとうございました。学生との関わりについてグループで丁寧に話し合った6名の方々、大変お疲れ様でした。

 ファシリテーターを務めていただいた桶作先生と河合先生、様々にサポートいただきありがとうございました。

   

企画?運営担当者:濵耕子、桶作梢、河合美佳