令和4年度保健所感染症対応力向上研修を開催しました
3日間の日程で令和4年度保健所感染症対応力向上研修を開催し、石川県内管轄の5つの保健所から、13名の保健師や薬剤師が受講されました。
第1日目研修では、クラスター発生時の調査?介入に関する疫学、考え方、感染予防対策の基本について講義を受け、クラスター発生時の情報収集と対応についてグループワークを通して事例検討を行いました。
第2日目実地研修では、特別養護老人ホームなど5つの介護保険施設を対象として、1施設に受講生2名~5名と教員が訪問し、施設の個々の状況に応じた感染拡大防止の実際を学びました。また、手指衛生、個人防護具着脱演習を行いました。
第3日目研修では、グループワークを行い、実地研修の学びより施設等の個々の状況に応じた指導のために必要な情報や情報収集方法を検討し、ラインリストやチェックリストを作成し、情報共有を行いました。365体育直播感染症等の集団発生事例が発生した場合に、感染症の実態を把握し、感染拡大防止に向けて、保健所職員が迅速に情報収集を行い、指導につなげられることを期待します。
研修を終えた受講生からは、「実地指導に同行し、ゾーニングの実際を経験出来たので、学びが多かった。」「研修に参加して、施設にアドバイスなどがしやすくなったので良い経験になった。」「講義やグループワークだけでなく、臨地実習に出向くこともでき、実践的な知識がついたように思う。有意義な研修だった。」「クラスター発生時の対応について大変勉強になった。実際に施設を見ることで、感染症対策としてどういう部分の意識が足りないのかなどを知ることができた。」など多くの感想が寄せられました。
企画?運営担当:大井希美佳、松澤麻里、北川洋子