こんにちは。本事業を担当している心理学教員の松田です。
本事業では、避難所の温度と湿度を1年を通して計測し、より良い過ごし方を模索するための判断材料を創出することを目的として活動しています。
場所は宝達志水町民センター(以下、アステラス)と宝達志水町生涯学習センター(以下、さくらドーム21)です。両センターは避難所指定施設であり、先の能登地震では多くの町民が避難した先でもあります。
4月に両施設の職員の方と打ち合わせを行いました。アステラスでは昨年の8月に工事を行なっていました。そのため、建物の外周をシートで覆っていましたが、それによって建物内の温度は低めであったことが思い出されました。今年度はそのシートがない状態で室温と湿度を計測し、通常の環境だとどういうレベルにあるのか、また、シートがあることで(直射日光を避けられたことで)どれほどの室温低下が起きていたのかについて確かめることにしました。合わせて、昨年度実施できていなかった冬の計測も実施予定としました。
サクラドーム21の担当者さんもご了承くださり、2つの施設で4月、8月、12月、1月、2月の合計5回の計測を行う予定となりました。
4月の計測を行いました。松田ゼミ生3名での設置です。17日から25日の間にアステラスで6部屋、さくらドーム21で7部屋を測定しました。利用者の中には、計測機器をご覧になった方もいるかもしれません。本格的なデータ解析はこれからになります。これからもまだまだ計測していきます!








