地域ケア「避難所指定施設における温度変化の計測と啓発活動(3)」を報告します

2025/11/06

こんにちは。本事業を担当している心理学教員の松田です。

本事業では、避難所の温度と湿度を1年を通して計測し、より良い過ごし方を模索するための判断材料を創出することを目的として活動しています。場所は宝達志水町のアステラスとさくらドーム21です。両センターは避難所指定施設であり、先の能登地震では多くの町民が避難した先でもあります。

 

8月に計測を行いました。松田ゼミ生3名での設置です。7日から21日の間にアステラスで6部屋、さくらドーム21で7部屋を測定しました。当初、15日に回収を予定していましたが、大雨が続きました。ふと思い返すと、昨年は猛暑でカンカン照りでした。このままですといい比較ができないと考え、急遽、1週間計測を伸ばしてもらうことに。担当者さん達のご快諾を受け、14日間という長期の計測ができました。

 

回収時のこと。お子さんを遊ばせていた親御さんから声をかけられました。夏の間、気にしながら子供を遊ばせているけれど、一体、日中は何度くらいになっているのか、と。やはり、気になっている人もいるんですよね。今回の結果を掲示して、広く利用者に見てもらうことしました。そのために集計を急いでいます!